授業で聞いているとわかるはずなのに、なぜかテストの点数が上がらない、それには大きな理由があります。
それは、学校の授業では基本なことを教えるためです。それも当然なことで、多くの生徒は学校の内容を初めて習います。
ですので、まずわかりやすい基本的なことを教えることに、授業の多くの時間を割くことになります。
授業の内容がわかるということはとても大切ですが、実は基本の内容までがわかったということになるのです。
しかし、テストでは無情にも授業で教える以上のことが問題になることがあります。
これも仕方ないことで、とても理解が早い生徒の実力を反映させるために、ある程度難しい問題を出題させています。(もちろん、多くの生徒が高得点を取れるテストも大切です。)
ですので、テストの点数を上げるためには、授業で習った以上のことを理解する必要があります。
それがいわゆる応用問題と言われる問題です。
応用問題は、各単元である程度似たパターンがあるので、何度か練習していると、すぐに解けるようになっていきます。
ただ、大事なことはパターンを覚えるのではなく、「応用的な考え方に触れる・慣れること」です。
それは言葉を変えれば、「別の視点で見る」「発想を広げる」「疑って考えてみる」「論理を組み立てる」といったことでして、これらは社会人になっても通用する考え方だと思われます。
こうした考え方を出来るようになるために、まずはなるべく多くの応用問題を解いてみて下さい。そして、解き方を覚えるのではなく、解き方を自ら考えるよう努力してみ下さい。
そうするうちに、自然と点数は上がっていくと思います。
それ以上のご褒美も得られるかも知れませんね。