普段から使っている「0」という数ですが、みなさんは「0」がいつ頃から使われ出しているか知っていますか?
昔からあるにはあるのですが、「0」という数は多くの数学者たちが議論した数でもあります。
本日はこの「0」という数についてお話をしたいと思います。
「ゼロ」という定義をしたのは7世紀のインドの数学者・ブラーマグプタという人物です。
著書「ブラーマ・スプタ・シッダーンタ」の中で「0」についての概念を記しているのです。
気になる方はぜひ読んでみてもいいかもしれません!
しかし、驚きなのが文明の最先端だったヨーロッパよりもはるか昔にインドで発見されたというのは面白い話でもあります。
ちなみに、「0」という数は、紀元前500年ごろの古代バビロニアでは記号として存在していました。しかし、所詮記号でしか使われおらず、1~9と同じく数学的演算の値として定義をしたところにブラーマグプタの凄さを感じます。
ブラーマグプタの著書の中では「0」を「シューニャ」と記してあります。
これは、「空」(からっぽ)の意味になりますが、無いという考えではなく、「無いものが在る」という概念なのです。
なんだか哲学をやっている気分になりますね・・・
最後に「0」は奇数かそれとも偶数かと聞かれた時にどちらだと思いますか?
答えは「偶数」です。
理由は凄く簡単で、0÷2=0で割ったときに余りが出ないからだそうです。
数学者の間で凄く議論されたお話ですが、1600年代に偶数で決着したそうです。
本日は「0」についてお話しましたが、まだまだ深い話が多くあります。
みなさんもぜひ「0」という数について調べてみてはいかがでしょうか?